経営方針
中期経営計画
当社は、2024年5月に策定した中期経営計画2028「進化の実現」のもと、成長投資と株主還元の両立を通じて、持続的な成長と企業価値の向上に取り組んできました。計画の進捗は概ね順調で、事業ポートフォリオはフォトニクス分野を中心に拡大しています。
一方で、外部環境は策定時から変化しており、機会とリスクの不確実性が高まっています。光電融合技術の研究開発加速、データセンター建設拡大に伴う社会課題の顕在化、地政学リスクによる調達・物流環境の不透明化、ならびに円安基調の継続が事業環境に影響を与えています。これらの外部環境の変化を踏まえると、データセンター向け光半導体需要は従来想定を上回る規模で拡大する可能性が高く、これを確実に取り込むことが当社の成長にとって重要な課題となっています。
当社はフォトニクスを成長ドライバーと位置づけ、これらの需要拡大を取り込むべく中期経営計画をアップデートしました。次期中期経営計画を見据え、研究開発の重点化と加速を図るとともに、事業ポートフォリオの変革を推進し、変化の大きい事業環境下においても持続的な成長を実現していきます。
1.経営目標
(2026年5月13日公表)

2.3つの基本方針:変更なし
当社は、事業ポートフォリオの拡大と環境変化に強い経営基盤づくりに向けて、引き続き以下の3つの基本方針に基づき、それぞれにおいて外部環境の変化に応じてアップデートした施策を展開します。
①成長領域での事業拡大
②既存領域における事業の質的強化
③経営基盤の進化
3.対処すべき課題
当社は、特に以下の課題あるいは施策に重点的に取り組んでいきます。
■成長領域での事業拡大:フォトニクス事業における成長機会を捉えた高成長の実現
フォトニクス事業においては、データセンターの高度化・大規模化を背景に、光半導体および光トランシーバー関連製品の需要が当初想定を上回るペースで拡大しています。一方で、通信速度の高速化や機能高度化に伴い、技術革新のスピードは一段と加速しており、研究開発力の強化および高付加価値製品の継続的な投入が重要な課題となっています。当社は、シリコンフォトニクス対応デバイスや高速応答フォトダイオード等の差異化技術を軸に、研究開発投資を重点的に行うとともに、需要拡大に対応する生産体制の強化を進め、高成長を実現していきます。
■成長領域での事業拡大:自動車事業における将来需要を見据えた高度化の促進
自動車事業においては、EV化の進展や車載ディスプレイの搭載数の増加および大型化を背景に、反射防止フィルム(ARF)を中心とした需要の着実な拡大が見込まれています。一方で、顧客や地域ごとに求められる機能・仕様が多様化しており、市場のブロック化への対応が重要な課題となっています。当社は、新規光学設計による付加価値製品の投入や、顧客・地域別ニーズに応じた製品展開を推進するとともに、デザイン性と機能性を両立したソリューションの提供を通じて、事業の高度化を促進していきます。
■既存領域における事業の質的強化:培った技術・知見を活かした事業価値の深化
既存領域においては、異方性導電膜(ACF)および反射防止フィルム(ARF)を中心に、高付加価値製品の投入と新規アプリケーション開拓を通じた事業の質的強化が重要な課題となっています。市場環境の変化やデバイスの高度化に伴い、顧客ニーズはより高度化・多様化しており、差異化技術を活かしたソリューション提案力の強化が求められています。当社は、接合・プロセス技術などのコア技術を深化させるとともに、既存領域で培った技術や知見を成長領域へ展開することで、事業の付加価値向上と持続的な競争優位の確立に取り組んでいきます。
- (注意事項)
上記の中期経営計画における将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、将来に関する記述の正確性・完全性に関する責任を負うものではありません。実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があり、当社として将来計画の達成を約束する趣旨のものではありません。なお、実際の結果等にかかわらず、当社は当ウェブサイトに掲載された内容を随時更新する義務を負うものではなく、かかる方針も有していません。
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