経営方針

トップメッセージ

 株主・投資家の皆さまをはじめ、すべてのステークホルダーの皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。

 デクセリアルズグループは、電子部品、接合材料、光学材料などの機能性材料の開発・製造・販売に加え、光半導体を中心としたフォトニクス領域においても高い技術力を有し、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。
 現在、私たちを取り巻く事業環境は大きな変化のなかにあります。地政学リスクの高まりや市場環境の不確実性が増す一方で、生成AIの急速な普及を背景として、データセンターへの投資や高速・大容量通信への需要は世界的に拡大しています。こうした変化を、私たちは大きな成長機会と捉えています。

 2026年5月に発表した中期経営計画2028『進化の実現』のリフレッシュ(アップデート)では、市場環境の変化を反映し、フォトニクス事業の成長見通しを引き上げました。特に光半導体は、AI社会の発展を支える重要なキーデバイスとして需要が大幅に拡大しており、当社グループの成長を牽引する事業の一つへと進化しています。高付加価値製品を通じた持続的な成長を目指し、フォトニクスと自動車事業を成長ドライバーとして、事業ポートフォリオの変革を加速するとともに、既存の事業においても、収益性と競争優位性のさらなる向上に取り組みます。

 2026年度は、将来のさらなる成長に向けた経営基盤の進化の取り組みが進捗しています。デクセリアルズ フォトニクス ソリューションズ株式会社登米事業所では、光半導体の製造新ラインが稼働するとともに、当社の鹿沼事業所では、主力製品である異方性導電膜(ACF)の新工場が稼働を開始します。
これらの投資は、拡大する市場需要への対応にとどまらず、次世代の成長を支える競争力の源泉となるものです。生成AIの普及による社会課題の解決に貢献するとともに、お客さまへの提供価値をさらに高めてまいります。

 私たちは、パーパス「Empower Evolution. つなごう、テクノロジーの進化を。」を軸に、「技術」と「人財」をマテリアリティとして、社会課題の解決に貢献し、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指します。そして、次期中期経営計画を見据えながら、さらなる成長ステージへの飛躍に向けた基盤づくりを着実に進めてまいります。

 今後とも、皆さまの変わらぬご支援とご期待を賜りますようお願い申し上げます。

2026年7月
代表取締役社長
新家 由久

代表取締役社長