業績・財務データ
業績報告
2023年3月期第2四半期 連結業績のご報告
2023年3月期第2四半期連結累計期間(2022年4月1日~9月30日、以下、当第2四半期)の業績についてご報告いたします。
決算ハイライト
FY22.1H 実績 (YOY) |
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FY22 見通し |
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株主還元 |
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連結業績の状況
当第2四半期は、事業環境が厳しい状況が続きましたが、当社はこれまでの取り組みを通じてハイエンド向けに技術トレンドに合致した差異化技術製品の新用途・部位・顧客への採用による業績への寄与が継続しております。さらにミドルレンジ向けにも採用が広がり、稼ぐ力が向上し、円安の好影響を除いても、前年同期比で増収増益となりました。
- 売上高
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58,197百万円
前年同期比 30.6%増
- 営業利益
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19,678百万円
前年同期比 60.0%増
- 経常利益
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18,549百万円
前年同期比 61.6%増
- 親会社株主に帰属する四半期純利益
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12,468百万円
前年同期比 61.9%増
セグメント業績
光学材料部品事業



- 光学フィルムでは、反射防止フィルムでノートPC用ディスプレイおよび車載ディスプレイ向け製品ともに数量が増加したほか、蛍光体フィルムでノートPC向け製品の貢献により増収増益
- 光学樹脂材料では、主に精密接合用樹脂における大手スマートフォン向け製品の売上増加により増収増益
電子材料部品事業



- 異方性導電膜(ACF)では、スマートフォンのハイエンドモデルにおいてディスプレイ向け粒子整列型ACFが拡大したほか、カメラ等の各種センサーモジュールの実装用途での販売が拡大したことにより増収増益
- 表面実装型ヒューズでは、主に電動工具などの大電流向け製品が堅調に推移したことにより増収、利益は前年同期並み
- マイクロデバイスでは、プロジェクターの生産回復に加えて、新規案件の獲得により増収増益
- 注)
(株)京都セミコンダクターの子会社化に伴い、FY22から新たに光半導体を電子材料部品セグメントに加えております。
各セグメントの売上高にはセグメント間取引が含まれています。
FY22.1H 営業利益要因分析(前年同期比)

- 価格/Mix、数量/Mixはともに増益要因となりました。
- 固定費については、活動費などの抑制につとめた一方で、エネルギー費の高騰や数量増に伴う物流費などの経費増がありました。
- 今期より京都セミコンダクタ―の業績を含んでいます。
今期(2023年3月期)の連結業績予想:上方修正
連結業績予想については、当第2四半期の最終製品市場は全体として厳しい状況が続きましたが、これまでの取り組みを通じてハイエンド向けに新用途・部位の採用増加が続き、さらに、ミドルレンジ向けに採用が拡がり、稼ぐ力が向上したことで増収増益となりました。
第3四半期以降については、依然として先⾏き不透明であることからリスクを織り込み、年間の売上高は据えおくものの、稼ぐ力の向上と円安で利益は上方修正します。
なお、下期の前提為替レートは、145円/米ドルに見直しをしています。
FY22 連結業績見通し
(単位:百万円) | FY21 | FY22見通し | ||
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7⽉⾒通し | 上期実績:134.0円/⽶ドル | |||
下期前提:145.0円/⽶ドル | ||||
112.4円/米ドル | 120.9円/米ドル | 年間前提:139.5円/⽶ドル | ||
前期比増減率 | ||||
売上高 | 95,712 | 110,000 | 110,000 | +14.9% |
営業利益 | 26,642 | 31,000 | 35,000 | +31.4% |
経常利益 | 25,023 | 29,600 | 32,300 | +29.1% |
当期純利益 | 16,669 | 20,000 | 22,000 | +32.0% |
1株当たり当期純利益 | 274.61円 | 329.48円 | 362.43円 | +32.0% |
1株当たり配当額 | 60.0円 | 65.0円 | 65.0円 | - |
自己株式取得総額 | 3,999 | 6,000 | 9,000 | - |
総還元性向(のれん償却前) | 42.3% | 44.7% | 53.2% | - |
EBITDA | 32,478 | 38,000 | 41,900 | +29.0% |
ROIC | 22.5% | 21.0% | 24.6% | +2.1%Pt |
ROE | 28.5% | 29.1% | 30.9% | +2.3%Pt |
(参考)のれん償却前 | 31.5% | 32.8% | 34.4% | +2.9%Pt |
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- 売上高
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110,000百万円
前期比 14.9%増
- 営業利益
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35,000百万円
前期比 31.4%増
- 経常利益
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32,300百万円
前期比 29.1%増
- 親会社株主に帰属する当期純利益
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22,000百万円
前期比 32.0%増