業績・財務データ
業績報告
2026年3月期第1四半期 連結業績のご報告
2026年3月期第1四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年6月30日)の業績についてご報告いたします。
決算ハイライト

連結業績の状況
当第1四半期は、蛍光体フィルムの販売が終了した影響をその他の高付加価値製品の拡大でカバーしたものの、光半導体を中心とした固定費の増加や、為替が円高に推移したことなどにより、減収減益となりました。
- 売上高
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26,140百万円
前年同期比 3.8%減
- 事業利益
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7,899百万円
前年同期比 17.7%減
- 税引前利益
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7,709百万円
前年同期比 19.2%減
- 親会社の所有者に帰属する四半期利益
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5,565百万円
前年同期比 16.8%減
セグメント業績
光学材料部品事業



- 光学フィルムカテゴリーでは、反射防止フィルム(ARF)においてノートPC用ディスプレイ向け製品が好調に推移しましたが、蛍光体フィルムの販売終息影響により減収
- 光学樹脂材料カテゴリーでは、精密接合用樹脂において収益性の高いハイエンドモデルのスマートフォン向け製品の販売数量の増加などにより増収
電子材料部品事業



- 異方性導電膜(ACF)カテゴリーでは、スマートフォンの新モデルの量産開始が後ろ倒しとなった影響に加え、中国におけるスマートフォンの買い替え補助金制度により前四半期に前倒し需要が発生した影響などにより、減収
- 表面実装型ヒューズカテゴリーでは、電動工具向け製品の主要顧客の在庫調整が前期で終了したことに伴う生産回復に加え、データセンター向けBBU(バッテリー・バックアップ・ユニット)案件の新規獲得などにより、増収
- フォトニクスカテゴリーでは、光半導体においてデータセンター向け光トランシーバー用製品の出荷数量が拡大したことなどにより、増収
FY25.1Q 事業利益要因分析(前年同期比)
蛍光体フィルムの販売終息影響を、その他製品の拡大でカバーした一方で、成長領域である光半導体を中心とする固定費が増加

- 価格・数量Mix 高付加価値製品の拡大で蛍光体フィルム販売終息の影響を吸収
- 固定費は将来の持続的成長に向けた投資の継続により、光半導体関連の減価償却費や研究開発費などが増加
- 為替は円高により減益要因
今期(2026年3月期)の連結業績予想:変更なし
連結業績予想については、前期は自動車向け反射防止フィルム(ARF)などの影響で第2四半期がピークでありましたが、今期は第3四半期がピークとなる計画のため、上期は前期比で弱含む見通しです。通期見通しに対しては順調に進捗しているものの、事業環境の不透明感が残ると見込んでいるため、変更はございません。
また、第2四半期以降の前提為替レートも、135.0円/米ドルで期初より変更はございません。

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(注)
当期利益は親会社の所有者に帰属する当期利益に読み替え
1株当たり当期利益は基本的1株当たり当期利益に読み替え
1株当たり当期利益:当社は2024年10月1日を効力発生日として、普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っており、上記1株当たり当期利益はFY24期首に株式分割が行われたと仮定しての数値を記載しています
1株当たり配当額:当社は2024年10月1日を効力発生日として、普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っており、上記1株当たり配当額はFY24期首に株式分割が行われたと仮定しての数値を記載しています
総還元性向 =(年間配当金総額+インセンティブ目的の取得を除く自己株式取得総額)÷当期利益×100
EBITDA = 事業利益+売上原価ならびに販売費及び一般管理費として計上される減価償却費
- 売上高
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103,500百万円
前期比 6.2%減
- 事業利益
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29,000百万円
前期比 23.8%減
- 税引前利益
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28,300百万円
前期比 28.1%減
- 親会社の所有者に帰属する当期利益
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20,500百万円
前期比 26.1%減
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