個人投資家のみなさまへ

デクセリアルズのこだわり

ニッチな市場で世界シェアの高い、独自の技術に裏打ちされた差異化技術製品を生み出し、成長を続けるデクセリアルズの5つのこだわりをご説明します。

  • 1.
    世界シェアNo.1の高付加価値製品
  • 2.
    ユニークな顧客アプローチ
  • 3.
    対話力×提案力
  • 4.
    技術力×分析力
  • 5.
    スピーディな顧客対応

POINT 01

世界シェアNo.1の高付加価値製品

デクセリアルズは、ニッチな市場で高いシェアを持つ製品にこだわり、変化する世の中のニーズを独自の技術で先取りした、世界シェアNo.1の高付加価値製品を生み出しています。

世界シェアNo.1製品の例

No.1

異方性導電膜(ACF)※1

世の中のほぼすべてのディスプレイで使われる接着、導通、絶縁の3特性を兼ね備えたフィルム型の接合材料
No.1

スパッタリング技術で製造された反射防止フィルム※2

低反射性、耐擦傷性、防汚性で競争優位、自動車向けにも急成長
No.1

光学弾性樹脂(SVR)※3

視認性・耐久性の向上、薄型化に貢献するディスプレイ製品進化のキーマテリアル
  • ※1: 株式会社富士キメラ総研発行「2024ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」による、大型および中小型ディスプレイ向けACFの合計の2023年の金額シェア。
  • ※2: 株式会社富士キメラ総研発行「2024ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」による、 表面処理フィルム(ドライコート)の2023年の金額シェア。
  • ※3: 株式会社富士キメラ総研発行「2024ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」による、ディスプレイの貼り合わせで使用される光学用透明接着剤(OCR)の2023年の金額シェア。光学弾性樹脂(SVR)は、光学用透明接着剤の当社製品名です。
デクセリアルズの製品

POINT 02

ユニークな顧客アプローチ

デクセリアルズの製品開発を支えるのが、ディスプレイメーカーや部品メーカーなど製造をおこなう「直接顧客」と、その先の最終製品メーカーである「最終顧客」の双方のお客さまへのアプローチです。

最終顧客が開発する製品や新機能に対し、当社は顧客が気付かない課題まで抽出します。そのうえで、当社は顧客の課題を解決する新製品を提案します。最終顧客による評価を経て認定された当社製品は、最終製品製造時の指定部材として直接顧客に使用されることになります。
当社は、こうした活動から最先端の技術トレンドを把握し、最終顧客のニーズをいち早く取り込み、多くの顧客に対して数々の「選ばれる製品」を開発・提案しています。

並行して、直接顧客に対しては、当社製品を用いた量産立ち上げの支援をおこないます。さらに、量産体制確立後も接着時間の短縮や、低温での接着のような、顧客の生産性向上に資する改良品を提供するなど、直接顧客からも高い評価を頂いています。

POINT 03

対話力 × 提案力

お客さまとの対話では、営業だけではなくエンジニアも加わり、お客さまの課題や要望を引き出したうえで、開発部門とともに技術的な考察を加えて真の課題を見つけ出します。当社は、この課題に対して今までなかったようなユニークで高い付加価値を持つ製品やソリューションを開発、提案することで、お客さまの期待を超える価値の提供を実現しています。デクセリアルズでは、営業・開発・生産部門が一体となって、市場ニーズの変化を細やかに、業界に先駆けて把握し、卓越した技術を駆使して「選ばれる製品」づくりに取り組んでいます。

POINT 04

技術力 × 分析力

顧客の期待値を上回る製品開発の基礎となるのが、前身の時代より蓄積してきた4つのコア技術が生み出す総合的な開発力です。これらのコア技術を掛け合わせることで幅広い可能性が拡がります。

材料技術・プロセス技術

当社は、液状・フィルム状の接合材料、磁性材料、光学材料など、最先端の電気・電子・通信機器に用いられる機能性材料を開発する材料技術と、材料を混合・分散・合成する有機系技術、結晶成長などの無機系技術、フィルム状の基材に材料を塗布または真空環境下で薄膜形成する技術、必要とされる形状に高精度に裁断する技術など、製造プロセスに関する多くの技術を保有しています。

分析解析技術・評価技術

製品開発や技術上の課題解決に確実、迅速にこたえるために、当社の技術者は製品や開発品に関する知見や最適な前処理、分析手法を用いて、最新技術に裏付けされた高感度・高分解能を誇る各種計測機器を活用した高度な分析解析をおこない、スピーディな課題解決を実現しています。
また、当社はフィルムの層構成や材料の混合、塗布、結晶成長などのプロセス条件最適化のために流体、構造、光学に関するシミュレーションによる評価をおこなう専門組織を持ち、理論的なアプローチで実挙動の検証をおこない、当社の開発・設計から製造まで幅広くサポートしています。

2017年、当社は栃木事業所を「テクノロジーセンター」と位置付け、これらに携わる人員の約8割を集結したことで研究領域を超えた開発体制ができあがり、様々なシナジーが生まれているほか、顧客の製品開発やトラブルシューティングにも柔軟かつスピーディに対応できるようになっています。

材料技術
液状・フィルム状の接合材料、磁性材料、光学材料など、最先端の電気・電子・通信機器に用いられる機能性材料を開発
分析解析技術
高感度・高分解能を誇る各種計測機器を備え、高度な専門性と豊富な専門知識をもつ技術者が最適な分析手法で課題解決に寄与
プロセス技術
有機合成、無機合成、塗布・裁断、真空薄膜形成、表面処理など、機能性材料を製造するためのプロセスを構築する技術
評価技術
目的に適した評価手法を検討し、データの信憑性を担保するために測定機器を適切に管理校正し、統計的手法でデータを解析
当社研究開発の概要

POINT 05

スピーディな顧客対応

デクセリアルズでは、顧客へのスピーディな対応を大切にしています。
例えば、ライフサイクルの短いコンシューマーIT製品では開発期間も限られています。さらに、顧客の工場で起きた量産中の原因不明の製造トラブルも一秒を争います。
当社では、こうした問題、課題に対して全社で部門を越えて連携・対応し、スピーディーな製品提案や課題解決につなげています。

このため、世界20か所に営業あるいはエンジニアリング拠点を配置し、顧客のそばで要望やご意見をタイムリーに入手し、現地で対応可能なものは即時対応を実現しています。

拠点数
国内
8拠点
海外
12拠点
世界で
20拠点
海外売上高比率
グラフ
79%
世界地図

2~4はデクセリアルズのビジネスモデルを構成する重要な要素となっています

ビジネスモデル