当社研究開発の概要
当社は「Value Matters 今までなかったものを。世界の価値になるものを。」を企業ビジョンとして掲げています。これは、新しい価値の提供を通じて世の中に貢献したいという想いが込められています。当社の研究開発はまさに、この企業ビジョンを実践すべく、コア技術である材料技術、プロセス技術、分析・解析技術、評価技術を融合、進化させることにより、変化する世の中のニーズを先取りした独自性の高い製品の開発に努めています。
研究開発体制
当社の研究開発体制は、大きく2つに分かれています。
1. 要素技術開発
新たな成長分野に向けて必要となる要素技術開発を担当し、社会のニーズを探索し社外パートナーとの連携を推進する部署と協力しながら、要素技術を活かした新製品開発や新規事業の基礎を構築します。
また、高度な設備や技術を要する分析・解析業務を担当する組織とシミュレーション解析を担当する組織も設置しており、研究開発活動を全社横断的に支えています。
2. 商品開発
事業部に属する商品開発組織は、当社の主力商品である光学フィルム、液状接着剤、粘着フィルム、電子デバイス、光学デバイス、環境、ライフサイエンスなどの各事業に紐づいた製品群の機能を継続的に向上させたり新たな発展のための開発をおこなっています。日々、お客様の製品の機能向上や新たな発展に努めています。
当社では前記2つの体制における開発進捗を全社横断的に共有し議論する「技術交流会」を定期的に開催しています。組織を超えて開発者同士が切磋琢磨する場も設け、開発スキルの向上やその横展開を図っております。
コア技術
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評価技術
目的に適した評価手法を検討し、データの信憑性を担保するために測定機器を適切に管理校正し、統計的手法でデータを解析
開発拠点
2017年、当社は栃木事業所を「テクノロジーセンター」として位置付け、開発に携わる人員の約8割を集結しました。要素技術開発、新製品開発の中核であり、機能別の実験室を設け、事業の垣根を越えて類似分野を研究開発している社員同士が集まり、ともに相談・議論できる環境です。物理系、電子系デバイス開発を担う宮城県の多賀城事業所やデクセリアルズ フォトニクス ソリューションズ株式会社とも連携しながら開発に取り組んでいます。
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栃木事業所
(栃木県)栃木事業所は、基礎開発・要素技術開発の組織および各事業部に属する開発・設計人員の約8割を集結。主に、有機材料開発およびそれを用いた各種高機能フィルム製品の開発設計。
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多賀城事業所
(宮城県)フォトリソ技術や超精密加工技術を応用した超精密円筒原盤を用いたフィルムへの形状転写技術の開発研究。
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デクセリアルズ フォトニクス ソリューションズ
株式会社
(北海道 恵庭、上砂川、
宮城県 登米)化合物半導体及びパッケージ技術を応用した光半導体デバイス、無機材料の合成・成長、フォトリソ、超精密加工技術を応用した無機光学デバイス、及びそれら複合半導体デバイス(フォトニクス関連製品)等の開発設計。