業績・財務データ
業績報告
2026年3月期第2四半期 連結業績のご報告
2026年3月期第2四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年9月30日)の業績についてご報告いたします。
決算ハイライト

連結業績の状況
当第2四半期は、為替が円高に推移したほか、光半導体やカメラモジュール向け形状加工異方性導電膜(ACF)などの高付加価値製品が拡大した一方で、前期は蛍光体フィルムの売上に加え、自動車向け反射防止フィルム(ARF)の新規納入積み上げがあった影響などもあり、減収減益となりました。
- 売上高
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57,456百万円
前年同期比 3.7%減
- 事業利益
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20,153百万円
前年同期比 9.7%減
- 税引前利益
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19,794百万円
前年同期比 12.2%減
- 親会社の所有者に帰属する中間利益
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13,410百万円
前年同期比 15.4%減
セグメント業績
光学材料部品事業
- 光学フィルムカテゴリーでは、ノートPC用ディスプレイ向け反射防止フィルム(ARF)が好調に推移しましたが、前期は蛍光体フィルムの売上に加え、自動車向け反射防止フィルム(ARF)の新規納入積み上げがあった影響により減収
- 光学樹脂材料カテゴリーでは、光学弾性樹脂(SVR)において一部採用モデルの数量減により減収
電子材料部品事業
- 異方性導電膜(ACF)カテゴリーでは、カメラモジュール向けの形状加工ACFの使用量が増加しましたが、ディスプレイ向けACFにおいて中国でのスマートフォンなどを対象とした買い替え補助金制度により前期第4四半期に前倒し需要が発生した影響などにより、減収
- 表面実装型ヒューズカテゴリーでは、電動工具向け製品の主要顧客の在庫調整が前期で終了したことに伴う生産回復に加え、データセンター向けBBU(バッテリー・バックアップ・ユニット)の売上が継続したことにより、増収
- フォトニクスカテゴリーでは、光半導体において光トランシーバー向けの高速応答フォトダイオード、および通信機器向けのモニターフォトダイオードの出荷数量が拡大したことにより、増収
FY25.1H 事業利益要因分析(前年同期比)
蛍光体フィルムの販売終息影響および光半導体を中心とした固定費の増加を、高付加価値製品の拡大でカバーし、為替影響を除くと横ばい
- (注) DXPSはフォトニクス領域を手掛ける当社連結子会社であるデクセリアルズ フォトニクス ソリューションズ株式会社の略称です
- 蛍光体フィルム販売終息影響と固定費の増加分を高付加価値製品の拡大で吸収
- 為替は円高により減益要因
今期(2026年3月期)の連結業績予想:変更あり
当社の上期の業績は、反射防止フィルム(ARF)などの高付加価値製品が拡大し、為替が期初想定よりも円安に推移したことも加わり、売上高および利益は想定を上回る水準で推移いたしました。年間の前提為替レートを145.8円/米ドルに見直し、上方修正いたします。
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(注)
当期利益は親会社の所有者に帰属する当期利益に読み替え
1株当たり当期利益は基本的1株当たり当期利益に読み替え
1株当たり当期利益:当社は2024年10月1日を効力発生日として、普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っており、上記1株当たり当期利益はFY24期首に株式分割が行われたと仮定しての数値を記載しています
1株当たり配当額:当社は2024年10月1日を効力発生日として、普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っており、上記1株当たり配当額はFY24期首に株式分割が行われたと仮定しての数値を記載しています
総還元性向 =(年間配当金総額+インセンティブ目的の取得を除く自己株式取得総額)÷当期利益×100
EBITDA = 事業利益+売上原価ならびに販売費及び一般管理費として計上される減価償却費
- 売上高
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114,000百万円
前期比 3.3%増
- 事業利益
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39,000百万円
前期比 2.4%増
- 税引前利益
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38,500百万円
前期比 2.2%減
- 親会社の所有者に帰属する当期利益
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26,000百万円
前期比 6.3%減
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