マテリアリティ・ESG重点課題

マテリアリティ・ESG重点課題

マテリアリティ特定プロセス

マテリアリティ(「技術」と「人財」)は、取締役会メンバーで「VUCA時代における当社らしいサステナビリティ経営」をテーマに議論を重ね、当社が経済的価値と社会的価値を同期しつつ、豊かで効率的な社会の実現に貢献していくための重要課題として特定しました。
また、中期経営計画2028「進化の実現」の基本方針の一つ「経営基盤の進化」にも、マテリアリティを反映し、サステナビリティ戦略目標(「技術」と「人財」に対する重要指標)を定め運用をスタートしました。
将来に向けた「技術」と「人財」への投資を強化し、技術とそれを支える人材で差異化を図れる会社へ進化し、さらなる成長と企業価値向上に向け取り組んでまいります。

  • VUCA:Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)
マテリアリティ 特定プロセス

ESG重点課題

基本的な考え方―さらなる成長と企業価値向上に必要な、当社らしいESGの取り組み

当社グループは、共存共栄を旨としたお取引先さまとの丁寧なコミュニケーションを実践します。外部不経済(社会課題)の解決を前提として、バリューチェーン全体で持続可能な社会実現への貢献を目指します。それに向けて、「サステナビリティポリシー」を踏まえた以下の考え方のもと、ESG視点の中長期的な重点課題に取り組んでいきます。

私たちの製品の多くは、社会のニーズをとらえた高付加価値製品であり、それゆえ、シングルソースとなるものが多く、品質と安定供給の維持が不可欠です。そのために、コンプライアンスの徹底や事業継続に関わる各種リスクへの対策(情報セキュリティ、事業継続計画(BCP)、労働安全、品質など)を講じ、潜在的財務リスクの低減とともに盤石な事業基盤を築きます。また、グローバル企業としての責任において、事業活動における環境負荷の低減やサーキュラーエコノミー(循環経済)を推進しつつ、スマートファクトリー化によるエネルギー利用効率向上と生産性の両立に取り組み、社会の脱炭素化にも貢献します。

私たちはグローバルで事業を展開し、従業員一人ひとりの活力や挑戦機会を拡大していくために、すべてのステークホルダーの人権に対する配慮や多様な人財の活躍推進、そして人財の心身の健全性を担保する健康経営に取り組みます。

経営層はBANIの時代における経営の方向性を見定め、迅速・果断な意思決定(リスクテイク)を支える経営体制の維持・向上と、より実効性・透明性の高いコーポレート・ガバナンスの進化を実現し続けます。

  • BANI…Brittle(もろさ)、Anxious(不安)、Non-linear(非線形)、Incomprehensible(不可解)

ESG重点課題の特定プロセス

ESG 重点課題は、サステナビリティポリシーに基づき、外部不経済(社会課題)の解決を前提に、グローバル企業として遵守すべき国際的なルール・基準やガイドライン、各国の先進的なお客さまや外部評価機関からの要請、自社のパーパス・成長戦略との整合などを総合的に勘案し、中長期の目線で2024年に特定しました。
検討当初に抽出した42の課題に対し、前述の多角的な目線で検討を重ね、最終的に13の課題に絞り込みました。中計と同様に2028年度目線でのKPI /目標を経営層で決定し、その達成に向けた取り組みを開始、推進しています。

ESG重点課題 特定プロセス

ESG重点課題に関連する方針のアップデート

2025年度に、当社グループはパーパスおよびサステナビリティポリシーを起点として、経営理念や企業ビジョンとの整合性を図りながら、従来の方針や規程の内容を整理・見直し、全社的な方針にアップデートしました。
具体的には、ESG 重点課題に関連する9つの方針(人権、労働安全衛生、環境、調達、紛争鉱物、腐敗防止、税務、情報セキュリティ、マルチステークホルダー)を明文化しました。従業員一人ひとりの判断や行動の軸として確実に浸透することを目指しています。
この取り組みにより、グローバルで高まる社会やお客さまからの要請に応えるとともに、企業としての信頼性向上と潜在的リスク低減を図ります。さらに、中長期的な成長機会の創出にもつなげていきます。

ESG重点課題  課題と取り組み  2024年度の実績  2028年度までのKPI/目標 
Gガバナンス コーポレート・ガバナンス  単体 経営体制の維持・向上 取締役会のあるべき姿に向けた
スキル・マトリクスの議論と経営層サクセッションの実行
  • 指名・報酬委員会におけるスキル・マトリクス見直しの議論実行
  • ボード・サクセッションの審議と実行
  • 指名・報酬委員会における経営層サクセッションプランの定期モニタリング
  • スキル・マトリクスの定期見直しとサクセッションプロセスの実行
  • スキル・マトリクスの議論とサクセッション計画のモニタリング
実効性・透明性の高い
コーポレート・ガバナンスの進化
取締役会実効性評価の着実な実施と改善(毎年度)  取締役会で決定した2024年度「アクションプラン」の推進による、着実な実効性の向上 取締役会実効性評価の着実な実施と改善(毎年度)
役員報酬制度の透明性の高い決定プロセスの継続と
報酬委員会による制度レビュー実行
報酬ガバナンス維持を目的とした取締役会、指名•報酬委員会での透明性の高い役員報酬制度決定プロセスの継続 贈役員報酬制度の透明性の高い決定プロセスの継続と
報酬委員会による制度レビュー実行
コンプライアンス  連結 法令遵守・デクセリアルズグループ行動規範の浸透 贈収賄などの腐敗防止に関する違反を含む、
重大な法令等の違反件数ゼロの堅持 (毎年度)
報酬ガバナンス維持を目的とした取締役会、指名•報酬委員会での
透明性の高い役員報酬制度決定プロセスの継続
贈収賄などの腐敗防止に関する違反を含む、
重大な法令等の違反件数ゼロの堅持 (毎年度)
コンプライアンスに対する社員意識の向上
  • コンプライアンス委員会の立ち上げ
  • 社内研修受講率100%(国内外合計)
グループコンプライアンス意識調査スコア向上
リスクへの対応  連結 情報セキュリティ強化 著しい環境変化に対応するリスクへの備え 重大セキュリティ インシデント:0件  重大セキュリティ インシデント:0件(毎年度)
BCP強化
  • オールハザード型BCPへの活動方針の決定・課題の把握
  • グループ会社(DXPS※1)のBCP訓練の実施
さまざまなリスクに対応可能なオールハザード型BCPの整備と運用
サプライチェーン サプライチェーンマネジメント 調達先とともにサプライチェーン全体で地球環境や
人権・労働などの社会的責任を遂行 
CSR※2調達評価:平均3点以上のお取引先さま 96%※3 CSR調達評価:平均3点以上
E環境 気候変動 サプライチェーン CO2排出量の削減 サプライチェーン排出量の削減
  • CO₂排出量(Scope1,2):2019年度比 △37%
  • CO₂排出量(Scope3):グループ会社(DXPS※1)算定構築
  • CO₂排出量(Scope1,2):2019年度比 △38%
  • CO₂排出量(Scope3):削減目標設定と削減実行
連結 スマートファクトリー化と省エネなどの
エネルギー効率と生産性の向上
  • 現状把握・分析
  • 実行計画立案
  • エネルギー生産性(売上÷エネルギー使用量):
  • 2023年度比1.5倍
資源循環 連結 資源循環 廃棄物の削減と資源の効率的利用
  • 廃棄物埋立率:0.12%※4
  • アールプラスジャパンとのケミカルリサイクルの取り組み
  • 廃棄物埋立率:0.5%以下(毎年度)
  • 廃プラスチックのケミカルリサイクルの構築
汚染防止 連結 環境インシデント※5の削減 環境保全(水質・大気汚染などの防止を含む)に関する
法規制の遵守 
環境法規制違反件数: 0件 環境法規制違反件数: 0件(毎年度)
S社会 多様性と
人権尊重
単体  多様な人財の活躍推進 女性管理職比率向上  女性管理職比率:7.9% 女性管理職比率10%以上
サプライチェーン 国際的な人権原則の遵守 人権方針による人権啓発と人権デューディリジェンスの推進  人権方針原案策定 人権方針による人権啓発と人権デューディリジェンスの推進
社員の
健康と安全 
連結 健康経営 社員が心身ともに健康で安全に働き続けられるための環境整備 データヘルスの導入と国内事業所敷地内全面禁煙  2030年度 ロードマップに基づく着実な改善
労働安全の強化  重大災害、設備起因災害:0件  重大災害、設備起因災害:0件(毎年度)
製品品質  連結 製品品質の維持・向上  良質で安心・安全なデクセリアルズグループ製品の提供  重大品質問題※6発生件数:0件  重大品質問題発生件数:0件(毎年度)
  • ※1デクセリアルズ フォトニクス ソリューションズ株式会社
  • ※2企業の社会的責任
  • ※3最新の2025年7月時点のスコアを記載。また、当社グループが主要原材料を調達している105社のお取引先さまを対象に評価
  • ※4本社・栃木事業所、鹿沼事業所、登米事業所
  • ※5化学物質の漏えいや違法排出など、環境への悪影響をおよぼす汚染
  • ※6品質不良によって発生する事故や製品回収、賠償金が発生するような品質問題