マテリアリティ 技術
マテリアリティ 技術
多様なコア技術と人材の融合による新たな価値創出
当社グループは、パーパスの実現および持続的成長に向けた重要なドライバーとして、イノベーション創出を重要視しています。この複雑で不確実、曖昧で予測が難しいVUCA※時代において、社会課題やニーズは多様化・複雑化しており、イノベーションの重要性はますます高まっています。
イノベーションを生み出す源泉は、6つのコア技術と多様な技術を駆使するプロフェッショナルな人材(エンジニア)です。私たちは、既存の事業領域を超えるビジネスチャンスの発掘や、既存のコア技術の進化・深化に加え、異なる技術の掛け合わせにより、さらなる独自技術の強化を推進しています。これらを通じて、社会課題を解決する力を一層高め、グローバルでの技術革新をリードし、ユニークな製品・ソリューションを開発・提案することで新たな価値を創出していきます。
- ※VUCA:Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)
テクノロジーの進化が生み出す社会的価値
~情報コミュニケーションの発展とACFの技術革新~
Value Mattersの実践モデル 情報コミュニケーションの進化への貢献
情報通信技術はこれまで飛躍的な進化を遂げてきました。携帯電話の普及当初は、音声通話やテキストのコミュニケーションが中心でしたが、スマートフォンの登場により、写真や動画の共有、SNS、メッセージングアプリ、ビデオ通話などが普及。コミュニケーションの方法が一変し、生活やビジネスのあり方も激変しました。
この進化を支えているのが、異方性導電膜(ACF)の技術革新です。ACFは樹脂のなかに微細な導電粒子を分散させた特殊な接着フィルムで、接着・絶縁・導通の3つの機能を持つ材料です。電子デバイスの小型化や高性能化において大きな役割を果たしてきました。なかでもACFに含まれる粒子を小粒径化し、さらには並べる技術へと進化させたことで、ディスプレイの高画素化が進展し、より鮮明で高精細な表示が可能になりました。
これにより、スマートフォンなどで高品質な動画や画像を気軽に楽しむことができるようになったことが、リアルタイムでの映像を使ったコミュニケーションを普及させる1つのきっかけとなったのです。
デクセリアルズの技術革新は、日常的に使用されているデバイスの進化に大きく貢献し、情報コミュニケーションのあり方を根本から変える原動力ともなっています。
フォトニクス領域における技術開発の進展
進行中の開発テーマ
次世代通信規格に対応する光半導体デバイスの高性能化を進めています。特に「導波路型フォトダイオード」は、フォトダイオード構造(UTC-PD)と導波路型受光部を組み合わせることで高感度と広帯域を両立し、1.6Tbpsクラスの光トランシーバーへの展開を視野に入れたキーデバイスとして開発を加速しています。すでに実証段階にあり、将来の事業化に向けた検証を進めています。
将来の展開
当社は、シリコンフォトニクス対応フォトニクス集積回路や波長板、接着材料など、次世代の通信モジュールを構成するソリューションの開発を進めています。これらの技術は、お客さまとの対話や市場でも高い関心を集めています。また、光通信分野における世界最大級の展示機会を活用し、技術を積極的に発信するとともに、市場からのフィードバックを取り入れ、実用化に向けた検証を進めています。
これらの開発を進めることで新たな要素技術を確立し、6つのコア技術を掛け合わせることで、AI 市場の急速な拡大に対応するAI データセンターに必要なソリューションの提供につなげていきます。