サステナビリティマネジメント

DX(デジタルトランスフォーメーション)による変革の加速

デクセリアルズは、DXを通じて社内のデジタル変革を加速し、データを活用したデータドリブン経営を目指すとともに、デジタルを活用しお客さまへ新たな付加価値を提供するビジネス創出を目指していきます。

DX戦略の基本的な考え方

DX基本方針

全社員がデジタル技術とデータを活用し、自ら業務やビジネスを変革することで、今までなかった製品・サービスを生み出し、デジタルテクノロジーの進化で社会課題の解決に挑戦する

当社はDX基本方針を掲げ、専門の部署であるDX推進部が全社的な方向性やデジタルガバナンス、社内連携を図りながらDXを推進しています。
まず、社内のデジタル変革として、各部門が自ら業務やプロセスの標準化、デジタル化を進め、業務の効率化やスピードアップを実現します。次にビッグデータやAIを活用し、全社的にデータに基づいた意思決定ができるデータドリブン経営を目指し、企業競争力強化へとつなげます。最終的にはお客さまのニーズをデータ化・蓄積し、AI等の活用によって瞬時かつ的確にパーソナライズされたサービスを提供するような、新たな付加価値の創出を通じて「Society 5.0」の実現と、社会課題の解決へ貢献を目指していきます。

DXの取り組み

お客さまへの提供価値向上

営業活動から受注、開発、生産、出荷に至るサプライチェーン全体で情報を連携・管理する統合基盤を構築しています。必要な情報をリアルタイムに共有し、リードタイム短縮やエンジニアと連携したタイムリーなフォローアップにより顧客満足度の向上を図ります。
さらに、情報の一元化によりデータ駆動型の意思決定を迅速におこなうことで、競争力強化への貢献を目指しています。
DX戦略の推進指標を定め、定期的な評価による達成度を測り、フィードバックをおこないながら推進しています。

最新デジタルツール活用

生成AIに代表されるように、デジタル技術は急速に進歩しており、デジタル技術を有効に活用できるか否かで大きなデジタル格差が生じています。
現在、社内のデータも含め対話形式での情報検索や文章の要約、作成など、社内外の情報を組み合わせ最大限に活用できる仕組みの構築を目指しています。また、レガシーシステム刷新のため各機能に特化したSaaSを活用するとともに、ローコードツールを活用した業務アプリケーションの内製化にも着手し、現在150を超える業務でデータの構造化や質の向上に貢献しています。
私たちは世の中の変化を常に把握し、新たな技術を業務へ積極的に活用し、適応を図ることで効率や競争力を向上させていきます。

DX人材の育成

DXを組織文化に浸透させ継続的に推進していくには、リスキリングを含めた社員のさらなるデジタルリテラシー向上が必須であると考えています。
そこで、今後社内に必要となる7つのDX人財像を定義し、体系的に育成できるトレーニングプログラム「D-academy」を開校しました。全社員を対象に積極的に人財の育成に取り組んでいます。(2023年8月末現在:延べ1,745名受講)
そして、育成した人財を各組織にDX推進者として計画的に配置し、各組織が主体的に取り組める環境を整備することで、デジタルを活用し変化に対して迅速に対応できる体制を構築していきます。