イノベーション

DX戦略

デクセリアルズは、DXを通じて社内のデジタル変革を加速させ、データを活用したデータドリブン経営を目指すとともに、デジタルを活用しお客さまへ新たな付加価値を提供するビジネス創出を目指していきます。

DX戦略の基本的な考え方

DX基本方針

全社員がデジタル技術とデータを活用し、自ら業務やビジネスを変革することで、今までなかった製品・サービスを生み出し、デジタルテクノロジーの進化で社会課題の解決に挑戦する

当社はDX基本方針を掲げ、専門の部署であるDX推進部が全社的な方向性やデジタルガバナンス、社内連携を図りながらDXを推進しています。
常に最新の技術へアップデートし、社員全員がデジタル変革の担い手となる文化を育てながら、未来志向で業務、ビジネス、社会課題の解決に挑戦していくことがデクセリアルズのDXです。

10年先を見据え3段階でDX推進、将来的には社外にデータを共有し新たな価値創出へ

DXによって経営の意思決定の迅速化と社会課題の解決を両立させるため、3ステップでの取り組みを進めています。

現在は、このうちのステップ1にあり、社内システムの整備とデータの蓄積を推進しています。プラットフォーム整備からデータ活用のフェーズに進んでいます。

領域 具体定なDX活用例
データトリブン経営 データ起点の戦略、意思決定
顧客・市場インサイトの発見 市場環境の変化、顧客潜在ニーズの把握・提案
研究開発の加速 マテリアルズインフォマティクス、
ラボオートメーション
サプライチェーン強靭(きょうじん)化 原材料リスクや需給変動の予測シミュレーション
生産の自律化 工程条件最適化、スマートファクトリー

DXに向けたステップ

DXの取り組み

お客さまへの提供価値向上

営業活動から受注、開発、生産、出荷に至るサプライチェーン全体で情報を連携・管理する統合基盤を構築しています。必要な情報をリアルタイムに共有し、リードタイム短縮やエンジニアと連携したタイムリーなフォローアップにより顧客満足度の向上を図ります。
さらに、情報の一元化によりデータ駆動型の意思決定を迅速に行うことで、競争力強化への貢献を目指しています。
DX戦略の推進指標を定め、定期的な評価による達成度を測り、フィードバックを行いながら推進しています。

AI・ITの徹底活用によるDX推進と、人とAIの協働を通じた組織変革

当社は、急速に進展するデジタル技術を積極的に取り入れ、全社的なDXの推進を加速しています。特にAIや最新のITを徹底的に活用するため、業務プロセスの効率化と高度化を実現するとともに、データドリブンな意思決定基盤を構築しています。これにより、生産性向上やスピード感ある価値創出を可能にし、お客さまに対して最適なソリューションを提供できる体制を整えています。
DXの実現には、テクノロジーの導入だけでなく、人と組織の変革が不可欠です。当社はAIを「人の力を拡張するパートナー」と位置づけ、社員一人ひとりがAIと協働し、新たな価値を創出できる環境づくりに取り組んでいます。AIが定型業務や分析を担うことにより、社員はさらに付加価値の高い創造的活動に注力できるようになり、組織全体としての競争力強化につながっています。今後も「人とAIがともに成長する組織文化」を醸成し、持続的にイノベーションを生み出していきます。さらに将来、汎用人工知能(AGI)との協業により「部分最適の自動化」から「全体最適の自律化」へと進化させていきます。

全社AI推進体制

AI推進については、事務局であるDX企画推進部が中心となり、各部門のAI推進担当を通じて横断的に連携する全社体制を整備しています。今後もAIの業務への浸透を進めていきます。

企業の成長と価値創造を支えるDX人材ポートフォリオと育成体制

DXの主役は「人」であり、顧客体験の向上を目指すなかで、一人ひとりが意見を出し合い、学び合い、成長していく組織文化の醸成が不可欠です。その実現に向けて、当社では2023年度より「DX 専門人材」の育成に本格的に着手しました。現中計の最終年度である2028年度までにDX 専門人材を230名育成する目標を掲げており、2024年度までにすでに97名の育成を達成しています。
これらの人材は、2023年に開校した、社内に必要となる7つのDX人財像を定義し、体系的に育成できるトレーニングプログラム「D-academy」を中心としたeラーニングやワークショップを通じて、デジタルスキルと実務力を体系的に習得し、各部門でのDXの中核人材として活躍しています。
さらに、2025年度からはスキルの理解度や活用度に応じたレベルを定義した「DX 専門人材認定制度」を導入し、社内で定義した6段階のレベル評価を通じて、育成成果の可視化と最適な人材配置を実現しています。社員はセルフアセスメントを通じて自身の現状を把握し、目標設定と学習サイクルを自律的に回すことで、より積極的な自己啓発につなげています。
当社は今後も、DX 専門人材が実務の現場で力を発揮できるよう支援を強化し、DX 教育プログラムのPDCA サイクルをさらに活性化させることで、持続的な企業成長と新たな価値創出に貢献していきます。

7つのDX人材像

DX 専門人材認定制度

DX専門人材の活躍

社員VOICE
メンバーへのイメージ浸透と自身の注力業務の両方に役立つ知識を得られた

生産統括本部 生産企画部
中山 弘明

プロデューサー(プロジェクトリーダー)

プロデューサーの研修ではプロジェクト管理など有益な知識を体系的に習得でき、参画メンバーに対して目指すべきゴールイメージを的確に共有・浸透させることができました。現在、サプライチェーンマネジメントシステムの導入を推進しており、参画メンバーへ変革に対する意識醸成を図るとともに、推進体制の強化に努めています。
また、生産計画に関する基幹システムは、業務機能標準を前提とした標準化を進めており、効率的かつ円滑な導入を目指しています。さらに、鹿沼事業所 第2工場との連携を図りながらスマートファクトリーの構築にも取り組んでおり、環境変化に柔軟に対応可能な生産体制の実現に向けて継続的な改善と最適化を進めてまいります。

社員VOICE
担当業務でデジタルツールを活用し、仕組みづくりも主体的に取り組む

DX企画推進部
小野口 陽介

業務変革コンサルタント
エンジニア

健康経営を推進するうえで、これまで社員が参加するイベントを開催したものの、年度ごとの結果がまとまらず社員ごとにひもづいて見えにくいという課題がありました。そこで業務変革コンサルタントとしてデジタルツールを活用し、情報を一元化して健康状態やその変化を可視化する「健康ポイント」を推進しました。さらに社員自身も確認できる仕組みをエンジニア研修で習得して作成し、主体的に健康づくりに取り組める環境を整えられました。
今後はAI・BI(ビジネスインテリジェンス)を用いた、パーソナライズされた健康提案も検討しています。