[開発品] FPC用低誘電ボンディングシート

低誘電率と接着強度に優れ、180℃で接着できる高速伝送向けFPC用ボンディングシート。

  • 型番
    D5200シリーズ
  • 特長
    低誘電率を実現し、伝送損失が少ない。
    180℃で接着できるため、既存のFPC製造設備が使用可能。
    独自の配合技術により、誘電率を抑えながらも高い接着強度を実現。信頼性の高いFPC製造が可能。

製品構造

仕様

型番 D5200シリーズ 備考
剥離フィルムの厚み(μm) 38
テープの厚み(μm) 25 12-50(μm)まで対応可能
剥離紙の厚み(μm) 130
接着強度(N/10mm) 13 90°剥離強度測定値
(対 銅箔面)
標準サイズ(幅×長さ) 250㎜×100m
500㎜×100m
誘電特性 誘電率(Dk) 2.30 ASTMD2520 (JISC2565),10GHz
誘電正接(Df) 0.0025

5G通信のアンテナと基板を結ぶ箇所や、自動運転車のセンサーを接続する箇所に用いられる高速伝送向けFPCの層間接着用途に適す。

1.誘電特性

D5200シリーズ 液晶ポリマー(LCP)
初期状態 Dk(誘電率) 2.30 3.0 - 3.4
Df(誘電正接) 0.0025 0.002 - 0.0023
40℃/90%/72時間エージング後 Dk(誘電率) 2.30 3.0 - 3.4
Df(誘電正接) 0.0026 0.002 - 0.0023

2.伝送損失

試験条件

  • マイクロストリップライン 長さ
    100mm
  • インピーダンス
    50Ω
シミュレーションデータ
  • 一般的な液晶ポリマー(LCP)の特性を用いて当社シミュレーション

ご注意

この特性データは、当社の実施した評価結果に基づくものですが、お客さまのご使用時の製品特性を保証するものではありません。ご使用の際は、実際に使用される装置および被着材での評価結果に基づき、使用条件を十分ご検討の上、ご使用いただきますようお願いいたします。