熱線再帰フィルム アルビードが2016年度グッドデザイン賞を受賞
製品
2016.09.30
デクセリアルズ株式会社(代表取締役社長 一ノ瀬 隆、東京都品川区)は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2016年度グッドデザイン賞を受賞しました。
受賞対象の熱線再帰※1フィルム アルビードは、太陽からの近赤外線(熱線)を上方へ反射させる新しいタイプの窓用透明遮熱フィルムです。独自に開発したフィルム内部の山形形状の熱線選択反射膜で、日射に含まれる可視光線はそのまま室内に透過させて、熱線だけを選択して上方に反射し、地表に向かう熱線を減らします。この熱線再帰フィルムをビルの窓ガラスの内側に貼ることで、窓ガラスから入る熱線を遮蔽し、室内の温度上昇を抑え、同時に建物周辺の暑熱環境を改善し、ヒートアイランド現象の緩和に貢献します。
- ※1熱線再帰:上方から入射する熱線を上方に反射する機能を指しており、必ずしも光源に向かって反射するわけではありません。
<審査委員の評価※2>
可視光の再帰反射は交通標識などで広く用いられているが、透明で可視光は透過するが熱線は再帰反射する点が、このフィルムの優れた特性である。室内への熱線はカットし、それを地面でなく上空に反射することで周囲にも暑熱をもたらさない特性を利用することで、建築や街づくりにおける新たなデザインをもたらしうる素材である点が、高く評価できる。
- ※2審査委員の評価は、公益財団法人日本デザイン振興会グッドデザイン賞のWebサイト(http://www.g-mark.org/)より引用しています。
こちらの記事の内容は発表当時のものです。
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