ソニーケミカルとソニー根上を統合、 両社の技術を融合させ回路デバイス事業を一層強化

経営

2002.01.09

ソニーケミカル株式会社(以下、ソニーケミカル)とソニー根上株式会社(同、ソニー根上)は、2002年4月1日付けでソニーケミカルを存続会社とする統合を行い、回路デバイス事業の強化および一層の経営体質強化とビジネス拡大を目指します。

ソニーケミカルは、1962年3月に設立され、フレキシブルプリント基板(折り曲げ可能な回路基板)を中心に、異方性導電フィルムや接合材料など、様々な電子部品や電子材料の製造、販売を行っています。一方、ソニー根上は、1990年11月に設立され、プレイステーション2などにも採用されている高密度多層プリント基板を中心とした回路基板の設計、製造、販売を行っています。

今回の統合は、基板ビジネスという共通の事業領域を持つ両社を一体にすることで、基板ビジネストータルでの戦略構築を行っていくとともに、経営体質の一層の強化や営業効率の向上などを図るものです。また、両社の持つ、フレキシブルプリント基板技術と高密度多層プリント基板技術という異なる技術やエンジニアリングリソースを融合させることで、より高付加価値な実装モジュールビジネスの強化など、個々の技術では成し得ない新たな技術や製品開発、ビジネスの拡大を目指します。