係長のTさん Yさんが新入社員のころは、ずいぶんと緊張していた印象がありました。
若手のYさん そうですね。学生時代のアルバイトでは同年代の仲間との関わりしかなかったので。会社には幅広い年代の人たちがいる中、新人の自分にうまくコミュニケーションがとれるか、自信がなくてガチガチになっていた記憶があります。
課長のOさん 上下の垣根がないのが当社のカルチャー。上司も役職ではなく名前で呼んでおり、とてもオープンな雰囲気だよね。
若手のYさん 会社説明会でそのことは聞いたけれど、実は「本当かな」って疑っていたんです。
課長のOさん そうだったんですか!
若手のYさん ところが入社したら社長のことも名前で呼ばれていたので、驚きました。最初は勇気が必要だったけれど、私もすぐに皆さんを名前で呼ぶようにしました。
課長のOさん 普段、チーム内のコミュニケーションはTさんに任せているけれど、柔らかな物腰で、本当にみんなを和ませてくれていますね。

係長のTさん ありがとうございます。
課長のOさん Tさんを囲んで若手が談笑している様子も、よく見かけます。
係長のTさん 週の後半になると疲れもたまってくるじゃないですか。そこで「甘いものでも食べて元気になろうよ」って、売店に行ってみんなでアイスやお菓子をつまんでいるんです。もちろん私のおごりで(笑)。
若手のYさん 私もよく誘われます。とても良いコミュニケーションの時間ですよね。他部署の方も集まってきて、そこでさらに話の輪が広がるんです。
課長のOさん 廊下を歩いていると、売店のほうから笑い声が聞こえてくることもありますよ。ああ、またTさんが交流の場をつくってくれているんだなと、いつも感謝しています。
係長のTさん ホッと一息いれながらおしゃべりしていると、ポロッと本音がこぼれることもあります。そこでお互いの理解がいっそう深まるんです。
課長のOさん こうした自然なコミュニケーションがカルチャーとして根づいているから、リモートワークでの勤務であっても、お互いに距離を感じないのでしょうね。
係長のTさん Oさんも普段からメンバーのことを細かく気遣ってくれていると感じます。
課長のOさん 特に意識している訳ではなく、いつもと雰囲気や様子が違うと感じたら、シンプルに「どうしたの」と声を掛けるようにしています。
若手のYさん 気軽に話し掛けてくれるのがTさん、さりげなく見守ってくれているのがOさんですね。若手社員にとっては大きな安心感につながります。