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建築用ウインドーフィルム
熱線再帰フィルム
熱線を上方に再帰させることで、室内と街路の熱環境を改善する熱線再帰フィルム アルビード。
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- 型番
- IRA2J700
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- 特長
-
- 内部の微細加工された山形の特殊な反射膜により、上方からの近赤外線(熱線)を上方に反射させ、地表に向かう熱線を低減する遮熱フィルム。
- フィルムを貼らない窓ガラスに比べ、室内に侵入する近赤外線を約70% ※2カット。また、紫外線も99.5%カット。
- 可視光線透過率68% ※3により、明るい室内を実現。
- ガラス破片の飛散や落下防止に優れた効果を発揮。

- ※1熱線再帰:上方から入射する熱線を上方に反射する機能を指しており、必ずしも光源に向かって反射するわけではありません。
- ※2JIS A5759に準拠した全光線の日射透過率と日射反射率を基に、波長帯域780~2500nmの重価係数を積分したものを1として、近赤外線透過率と近赤外線反射率を計算し、近赤外線カット率として算出。フィルムを貼付したガラスの赤外線吸収による再放射も含んだ値。実測値:70.7%
- ※3JIS A5759に準拠


製品構造

仕様
型番 | IRA2J700 | 備考 | |
---|---|---|---|
タイプ | 内貼り専用 | - | |
サイズ(幅×長さ) | 1,200mm×30m | - | |
フィルムの厚み(µm) | 140 | - | |
接着力(N/25mm) | > 10 | JIS A5759 | |
全入射近赤外線に対する 近赤外線上方反射率(%)※1 |
33 | - | |
遮蔽係数※2 | 0.64 | JIS A5759 | |
日 射 | 反射率(%) | 18 | JIS A5759 |
透過率(%) | 43 | JIS A5759 | |
吸収率(%) | 39 | JIS A5759 | |
可視光線 | 反射率(%) | 9 | JIS A5759 |
透過率(%) | 68 | JIS A5759 | |
紫外線透過率(%) | ≦ 0.5 | JIS A5759 | |
熱貫流率(W/m2・K)※3 | 5.8 | JIS A4710 |
上記値は、透明フロートガラス(厚さ3mm)に貼付した場合の実測値。
JIS A5759による光学特性は標準の入射角で測定。実際の太陽光は斜めから入射するため、光学特性は異なる場合がある。
- ※1 フィルムを鉛直に配置し、近赤外線を上方60度より入射した際に、水平面より上方に反射した近赤外線を測定し、JIS A5759に基づく重価係数を掛けて算出。
※2 日差しの暑さを遮る効果を見る指標。
※3 フィルムを貼り付けた透明フロートガラスの断熱性能を見る指標。
オフィスやパブリックスペースなどの建物窓部の遮熱に適す。

1. 入射光に対する全反射特性および上方反射特性
試料作成条件
被着材:透明フロート板ガラス
サイズ:縦 50mm×横 40mm×厚み 3mm
圧着方法:ドライ貼り
測定機器:反射測定用積分球 (ラムダビジョン社)
測定条件:<光源>
ハロゲンランプ:12V150W
照射角:60度
<積分球>
外径:200mmΦ
開口率:約0.2%
[ドライ貼り。常温で24時間以上放置後、測定。]
試験結果
2. 屋内省エネ効果と屋外熱環境の改善イメージ

注意事項
■虹彩現象について
フィルムに対する室内の蛍光灯や太陽の光の当たり方によって、フィルム表面に虹色の模様(虹彩現象)が見えることがあります。これは、フィルムの表面にあるハードコート層での光の干渉によるもので、フィルムや施工の不具合によるものではありません。
■輝線について

■ダブルビジョンについて
日中、室内より屋外を見たときに、光の反射率の高い部分で(白色や銀色など)、像が二重に見えたり、虹が掛かっているように見えることがあります。また、夜間においても、屋外の照明が多重に見えたり、室内の照明が映り込む現象が見えることがあります。これは、フィルムの内部構造によるもので、フィルムや施工の不具合によるものではありません。

熱線再帰フィルム アルビードの施工方法、施工後のメンテナンスについては、下記マニュアルをご覧ください。
また、熱線再帰フィルム アルビードを貼ると、ガラスの日射熱吸収率が高まるためにガラスの「熱割れ」が発生する場合があります。施工前に必ずお問い合わせください。
ご注意
この特性データは、当社の実施した評価結果に基づくものですが、お客さまのご使用時の製品特性を保証するものではありません。ご使用の際は、実際に使用される装置および被着材での評価結果に基づき、使用条件を十分ご検討の上、ご使用いただきますようお願いいたします。