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排水処理剤
排水処理剤
凝結・凝集・脱水促進の3つの機能を持つ排水処理剤。
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- 型番
- SC-A510
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- 特長
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- 植物成分により、優れた凝結・凝集・脱水促進性能を実現。
- 植物から得られる水溶性高分子により、優れた凝結・凝集性能を発揮し、無機凝集剤や中和剤の使用量の削減に貢献。
- 汚泥の大半を占める無機凝集剤や中和剤の使用量を減らせるため、汚泥廃棄量の削減に貢献。
- 植物の繊維構造により通水性を発揮することで、脱水時間を短縮、汚泥処理コストの削減に貢献。

仕様
型番 | SC-A510 |
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主成分 | 植物(インド麻のなかま)とアニオン系水溶性高分子 |
外観(色) | 顆粒(茶褐色) |
対応排水 | フッ素イオン排水系 |
対象無機イオン | フッ素(F) |
イオン性 | アニオン |
荷姿 | 5kg/袋、15kg/袋 |
・一般の高分子凝集剤と同様に本製品の溶解液を、処理したい排水に添加します。
※最適な添加量は排水の種類・濃度などにより異なりますが、固形分として3~10mg/L程度が目安となります。
<参考: 溶解方法>
・以下の濃度になるように本製品を水で溶解します。
溶解水に純水を使用する場合: 0.1wt%
溶解水に純水以外を使用する場合: 0.2wt%
※一般的な高分子凝集剤と同様に、溶解時は溶液を撹拌しながら、”だま”が生じないように少量ずつ投入します。
※不溶解成分である茶褐色の微粒子が浮遊しますが、そのままご使用ください。
(汚泥の脱水性を向上させるために必要な物質です。)
半導体工場などの無機排水の処理に適す。
・既存の排水設備をそのままご使用いただけます。
・無機凝集剤添加後に添加してください。
・植物由来の不溶解成分を含みますが、そのままご使用ください。
1.処理後のフッ素(F)イオン濃度範囲
試験条件
<プラント情報>
カテゴリー:半導体工場
対象イオン:フッ素(F)
排水量:1000トン/日
無機凝集剤:塩化カルシウム(CaCl2)、ポリ塩化アルミニウム(PAC)

- ※1ポリアクリルアミド:Polyacrylamide
2.汚泥排出量

3.模擬排水を用いた凝結・凝集性能試験
試験条件
試験水 :フッ素(F)イオン含有水溶液 600mL
(Fイオン濃度:500mg/L)
塩化カルシウム水溶液 2.5ml
(CaCl2濃度:35wt%)
PAC :0.27mL(添加率100%時)
(PAC濃度:10wt%)
pH :6~8
測定方法 : 吸光光度法(JIS K0102 34.1)
<Fイオン濃度 vs 無機凝集剤添加率>
試験結果

<透視度(SS※2) vs 無機凝集剤添加率>
試験結果
※イオン濃度(SS濃度)測定手順
(1)対象イオン含有水溶液 調製
(2)中和剤 添加
(3)無機凝集剤 添加
(4)PAM or SC 添加
(5)サンプリング
(6)イオン濃度(SS濃度)測定
ご注意
この特性データは、当社の実施した評価結果に基づくものですが、お客さまのご使用時の製品特性を保証するものではありません。ご使用の際は、実際に使用される装置および被着材での評価結果に基づき、使用条件を十分ご検討の上、ご使用いただきますようお願いいたします。