窓のエネルギー効率の算出方法と光学特性の用語定義

熱線を上方に再帰させることで、室内と街路の熱環境を改善する熱線再帰※1フィルム アルビード。

窓のエネルギー効率の算出方法と光学特性の用語定義

熱線再帰フィルム アルビードは、日射に含まれる熱線(近赤外線)を上方に再帰させることで、室内に流入する日射量を低減する効果があります。日射量の低減量は、エアコンの冷房負荷低減量に相当します。おおまかなエネルギー効率の改善効果を算出するには、以下の計算式をご利用ください。

日射総取得量 (TSG)

3mm厚の透明フロートガラスの日射総取得量 (TSG (A))[kWh/m2
TSG (A) = 日射量×透明フロートガラスの日射熱取得率

フィルムが貼られたガラスの日射総取得量 (TSG (B))[kWh/m2
TSG (B) = 日射量×フィルムが貼られたガラスの日射熱取得率

  • 電力削減量[kWh] = {(TSG (A) - TSG (B))[kWh/m2]× 日射の当たる窓の総面積[m2]}÷エネルギー消費効率(COP)
  • 電力削減額[円] = 電力削減量[kWh]× 電力単価[円/kWh]
  • CO2排出削減量[kg-CO2] = 電力削減量[kWh]× CO2排出係数[kg-CO2/kWh]
  • エネルギー消費効率(COP) Coefficient of Performance
    COP(成績係数とも呼ばれる) は、空調設備の消費電力1kWあたりでの冷暖房能力を示す数値で、冷(暖)房能力[kW]÷ 定格消費電力[kW]で算出される。

日射熱取得率 (SHGC)

日射熱が窓から室内側へ流入する比率。直接透過するものと、吸収した後に再放熱されるものも含む。日射総取得量はその絶対量。日射熱取得率は、日射量と日射総取得量の比率であり、0から0.87の間の値となる。

遮蔽係数 (SC)

日差しの暑さを遮る効果を見る指標。3mmの透明フロートガラスを通して室内に入る日射量を1として、フィルムを貼り付けた場合の室内に入る日射量の割合を示す。値が小さいほど、室内に侵入する日射を遮る効果が高くなる。

可視光線透過率

可視光線が窓を透過する比率を指し、JIS規格で定められた一定の係数を掛けたもの。

可視光線反射率

可視光線が窓で反射される比率を指し、JIS規格で定められた一定の係数を掛けたもの。

紫外線カット率 (Ultra-violet rejection)

紫外線が窓で遮られる比率。紫外線カット率は、1から紫外線透過率を引いた値。

熱貫流率

フィルムを貼り付けたガラスの断熱性能を見る指標。フィルムを貼り付けた3mmの透明フロートガラスにおいてガラスの両側の空気の温度差が1度の場合に、ガラス1m2あたり1時間で移動する熱量を表す。値が小さいほど、熱を伝えにくく、断熱性に優れていることを示す。

近赤外線カット率

近赤外線が窓で遮られる比率。JIS A5759に準拠した全光線の日射透過率と日射反射率を基に、波長帯域780~2500nmの重価係数を積分したものを1として、近赤外線透過率と近赤外線反射率を計算し、近赤外線カット率として算出。フィルムを貼付したガラスの赤外線吸収による再放射も含んだ値。