CSRマネジメント

トップメッセージ

企業ビジョン・経営理念の実践により
社会課題の解決に挑戦する集団で
あり続けます。

代表取締役社長一ノ瀬隆

持続可能な社会の実現に貢献する企業を目指して

当社は創業以来、環境に対して影響のある化学物質を扱う会 社の責任として、いかにして環境に大きな負荷をかけることなくビ ジネスを継続できるかを常に考え事業運営をおこなってきました。近年は、事業運営における環境配慮にとどまらず、今までにない価値を社会に提供することを通じて社会に貢献するという目的のもと、全社一丸となり事業活動を進めています。2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」では、持続可能な社会の実現に向けて、企業の積極的な関与が求められています。当社は、バリューチェーン全体として、社会課題の解決に繋がる製品・技術を絶えず世の中に提供することにより、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

新領域への事業展開による社会課題の解決

当社は現在、主力のエレクトロニクス領域で培ってきた技術やノウハウを、自動車や環境・ライフサイエンス領域などに応用することで、新たな事業領域への展開に挑戦しています。新たな領域への進出にあたっては、既存技術の応用や複数技術のコラボレーションなどを通じて、時に、想像を超える、独自性の高い製品、技術が生まれることがあります。現在、これらの取り組みが具体的な成果をあげはじめています。例えば、環境領域では、天然由来の材料を配合した排水処理剤があります。これは、一般的なものに比べて薬剤の使用量が少なく、かつ汚泥の発生量を大幅に削減できる特長をもった製品です。排水を伴う工場施設で幅広く利用されることにより、環境負荷低減へ貢献します。自動車領域では、反射防止フィルムの製造・販売を推進しています。当社の反射防止フィルムは、光の反射を極限まで抑えることが可能なため、車載ディスプレイなどへ利用することでドライバーの視認性を高め、安全性の向上に寄与する製品です。ライフサイエンス領域では、鏡の最表面を加工することで「汚れのとれやすさ」と「くもりにくさ」を向上させるソリューションを開発、提供を開始しました。洗面化粧台にも採用され、住宅設備をはじめとして、医療領域などへの展開を検討しています。これらの製品・技術は、いずれも当社の要素技術の応用、組み合わせにより生まれた新たな価値です。今後も、新たな価値の提供により、幅広い分野における社会課題の解決に貢献する企業であり続けます。

企業ビジョンと経営理念にもとづくCSRの実践

企業ビジョン「Value Matters 今までなかったものを。世界の価値になるものを。」は、新しい価値の提供を通じて世の中に貢献しようとする当社の企業姿勢を明文化したものであり、デクセリアルズにとってのCSRとは、このビジョンの実現にほかなりません。一方、経営理念「Integrity 誠心誠意・真摯であれ」は、私たち自身に高い倫理観を求めるものであり、この理念に沿った経営を続けることも社会的責任の一環であると考えています。これらの想いをより明確にするため、当社はこの度「CSR方針」を策定しました。また、経営における重要な指標として優先的に取り組むべき重要な社会課題(マテリアリティ)を特定しました。これらにもとづき、今後、CSRに根差した経営をより一層推進していくとともに、マテリアリティとして特定した課題解決に向けた取り組みを通じて、さらなる企業価値向上を図っていきます。

多様性をベースにした成長への取り組み

当社はこれまで、海外での積極的な事業展開を進めてきた結果、海外売上比率が5割を超えるグローバル企業に成長しました。今後、さらなる成長を果たすためには、地域の特性に応じた事業展開をおこなうことが必要となります。そのためにも、多様な人材が活躍できる組織を作り、各々の強みを活かせる環境を構築することが急務です。多様なバックグラウンドを持つメンバーが、共通の目標に向かって自律的に動くような、活気のある企業風土を形成することで、これからの成長に繋げていきます。これからビジネスの現場でAIの利用が普及していけば、人の働き方にはさらなる多様性が求められると考えられます。先を見通して、これまで以上に柔軟性の高い制度を導入し、会社と個人がそれぞれの力を引き出せるような組織設計が必要です。現在、当社では、広く人材を活用するため、女性の活躍推進、ワーク・ライフ・バランスの実現、外国籍社員の採用、高年齢者の活用、障がい者雇用などに積極的に取り組んでいます。従来のように社員が会社の価値観に合わせるだけの一方通行ではなく、社員のライフスタイルに会社も柔軟に対応できる組織づくりは、これから特に注力すべき分野だと認識しています。

ステークホルダーのみなさまとともに

私たちは、社員、お客さま、株主・投資家、地域社会など、各ステークホルダーのみなさまと価値観を共有することで、共存、共生の関係を築いていきたいと考えています。そのためには、情報の適時・適切な開示と、対話の充実が必要です。対話を通じて得られたステークホルダーのみなさまからの要望は、現在取り組むべき課題であり、その課題を解決することが私たちの社会における存在価値をより強固なものにしてくれます。お客さまからのご要望は、私たちの開発の目標となります。株主・投資家のみなさまには、その目標に共感して期待をしていただく。そして社員は、目標実現に向けて一生懸命に自分たちの役割を果たし、達成することで、仕事のやりがいを実感する。そんな良いサイクルを回していける会社であることを目指します。